19
現場のために、設計と精密加工で応える
システムセイコー株式会社
代表取締役
細野 正寛
1977年群馬県生まれ。1998年に日立東部セミコンダクタ株式会社へ入社。2006年にシステムセイコー入社、制御技術課で装置開発を牽引する。その後前橋工場立ち上げに参画し、医療向け加工事業を育成。2023年に2代目代表取締役に就任。提案型ものづくりでAI自動化に挑む。

19
現場のために、設計と精密加工で応える
システムセイコー株式会社 代表取締役
細野 正寛

1977年群馬県生まれ。1998年に日立東部セミコンダクタ株式会社へ入社。2006年にシステムセイコー入社、制御技術課で装置開発を牽引する。その後前橋工場立ち上げに参画し、医療向け加工事業を育成。2023年に2代目代表取締役に就任。提案型ものづくりでAI自動化に挑む。
一貫体制で解決する半導体・精密機械メーカー
当社は、半導体製造装置や検査装置、省力化装置の設計・製作から、精密機械・金型部品の加工、各種治工具、制御ソフトまで一貫して手がけています。小・中ロットや短納期にも柔軟に対応し、全品検査や精密三次元測定を通じて、信頼性の高い品質づくりに取り組んでいます。
1990年に群馬県高崎市にて創業。2000年代に、精密加工の海外流出が進むなかで「加工単体だけでは将来が見通せない」と判断し、設計部門の強化に舵を切りました。人材育成と実案件での経験蓄積を重ね、現在は機械設計8名・電気3名・ソフト4名・組立3名の体制へ。自社設計案件と加工部品の2本構えで、現場の困りごとを丸ごと引き受けられる会社へと進化しました。今ではAI検査装置やロボット搬送システムの設計から開発まで手がける「開発型企業」へと成長しております。

異分野でも稼げ
現在、当社は景況変動が全く異なる2つの分野を両輪に置くことにより、たとえいかなる不況時においても雇用と投資基盤を守ることができる経営体質を確立しました。創業の地である前橋工場では半導体関連を集約し、新設した髙﨑工場では医療機器関連を主軸に展開をしております。最近では医療機器関連分野の売上が、全体の約3割を占めるなど、事業ポートフォリオの安定化に貢献している面がございます。
ここ数年の最重要テーマは、技術伝承と社員教育です。創業から35年、幹部層の世代交代期を迎えるなか、若手へ「技」と「価値」をしっかり継承できる仕組みづくりを進めています。並行してRPAや業務管理システムの導入、夜間無人運転を見据えた自動化の内製化など、DXにも注力。設計機能を内製している強みを生かし、現場が回る仕組みを自分たちで形にしています。また、経営理念(三つの柱)を毎朝の全体朝礼で唱和し、価値観の共有と目標の徹底を図っています。

ものづくりこそ地域が元気になる
中期(3〜5年)の軸は「①自社製品の開発 ②生産性20%向上 ③技術伝承の強化」。部署や個人の目標に落とし込み、成果が待遇へ還元される好循環をつくります。群馬とともに歩む企業として、清掃美化活動の協定締結や「中小企業モデル工場」の指定、各種表彰など、地に足のついた取り組みも続けています。拠点を群馬に置く価値は、災害リスクの低さと機動力にもあります。北は青森、南は香川・岡山まで新幹線で駆けつけられる距離感は、現場第一の当社にとって大きな強みです。
未来を見据えた技術革新をお客様とともに成し遂げること、これが私たちの仕事です。これからも「夢」を乗せたプロダクトを創り続けて、社会に貢献してまいります。
