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声でつながる群馬の未来
株式会社One’s Voice
代表取締役
佐山 裕亮
群馬県高崎市出身。2003年に立教大学社会学部を卒業し、株式会社ラジオ高崎へ新卒入社。3年後上京し、役者・声優として活動。2008年より群馬県のサッカースタジアムDJなどを担当し始め、以降様々なスポーツイベントのスタジアムDJやMCを務める。2020年One’s Voiceを設立し、翌年法人化。現在に至る。
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声でつながる群馬の未来
株式会社One’s Voice 代表取締役
佐山 裕亮
群馬県高崎市出身。2003年に立教大学社会学部を卒業し、株式会社ラジオ高崎へ新卒入社。3年後上京し、役者・声優として活動。2008年より群馬県のサッカースタジアムDJなどを担当し始め、以降様々なスポーツイベントのスタジアムDJやMCを務める。2020年One’s Voiceを設立し、翌年法人化。現在に至る。
声のプロフェッショナルとしての歩み
ナレーション制作やMC・司会業、タレント派遣に特化した事業を展開しています。企業紹介や商品紹介のプロモーションビデオ(PV)やCMのナレーション制作を行い、安定した司会者や実況者の育成・輩出にも力を入れています。設立から4期目を迎え、これまで3期連続で売上を伸ばすことができました。音声を通じた課題解決を目指し、さまざまな場面でお客様のニーズに応えることが私たちの使命です。
私自身スタジアムDJやMCとして今も現場に立っていますが、もともと声優としての表現や演技の魅力に惹かれてこの道に進んできたのがきっかけです。大学在学中には声優養成所とアナウンススクールに通い、演技、アナウンス、ナレーションの技術を同時に学ぶという「トリプルスクール」の日々を送りました。この時期はやはり時間的にも、そして経済的にも厳しいものでしたが、自分にとってプロフェッショナルとは何かを見つめ直す大切な時間でした。厳しい指導を受けながら、メンタル面でも多くの挑戦がありましたが、その経験があったからこそ今の自分があると感じています。
上京して声優を目指すと決めた際、新卒で入社したラジオ高崎を退社することになりました。当時の社長からは、「いきなり東京で役者を目指すのは難しいから、社員でなくても1人のパーソナリティとして週1回の番組契約を結んでみてはどうか」というありがたいご提案をいただきました。このおかげで、約10年間ラジオパーソナリティとしての活動を続け、多くの貴重な経験を積むことができました。今でもこの社長には心から感謝しています。
地元愛から生まれる声の力
ラジオ高崎の社長のご支援を受け、上京後も群馬県での活動が増えていき、2008年からはスポーツチームのスタジアムDJやアリーナMCとしての仕事を請け負うようになりました。この頃に帰郷を決め、地元への貢献を強く意識し始めました。現在も、ザスパ群馬のスタジアムDJや会場演出をはじめとした各種イベントへの司会派遣などで支援を行っています。
私たちのような音声制作や司会派遣を行う企業は群馬県内では少なく、これが私たちの大きな強みとなっています。私自身、声優や俳優、演出家、アナウンサー、ラジオパーソナリティ、講師など様々な顔を持ち、豊富な経験を活かして多様な現場で仕事をさせていただいています。これからこの業界を目指す方々にとって、私たちが提供する豊富な仕事の機会は非常に大きなメリットです。群馬県という地域で、身近にこうした環境に触れられることは、将来プロフェッショナルを目指す方々にとっても大変魅力的な場となっていると感じています。
生まれ育った群馬県を拠点に、地域を盛り上げ、経済を活性化し、地元に還元することが自分の使命だと考えています。スタジアムで地元サポーターの皆さんと一緒に盛り上がり、直接応援の声をいただける瞬間は、私自身にとっても大きな励みとなっています。群馬県で事業を展開するのは必然であり、今後も地域貢献を常に念頭に置きながら、さらに多くの方々に喜ばれる活動を続けていきたいと思っています。もちろん、同業他社が少ないという点は強みではありますが、その状況に甘んじることなく、私たちは常に自己成長を追求し、全国レベルでの高い基準を目指しています。群馬県からの発信を大切にしながら、地域と共に発展し続けたいと思っています。
法人化による責任と新たな挑戦
法人化を経て、私にはこの会社が「自分一人のものではなくなった」という思いが強くなりました。つまりしっかりとした売上を上げ、利益を出すことに対する責任感が大きくなってきたということ。受け止めきれるかわからないプレッシャーを感じることもあります。しかし、家族やスタッフにも幸せになってほしいという願いは変わらず、日々努力を重ねております。
その上で、いま弊社で重要だと考えているのは「育成」です。おかげさまで仕事のご依頼が増加しているものの、それに対応できるスタッフがいなければ期待に応えることができません。これまでは独自にワークショップを開催してきていましたが、今後はベイシアスポーツクラブのカルチャー部門との協力のもと、ボイストレーニング講座を開講する予定です。「群馬から安定した実力を持つ人材を育てること」が、今私たちが最も挑戦したい目標です。
今後も「声」の力を活用し、クライアントの要望に真摯に向き合い、皆さんの課題を解決するために、安価で安心して利用できる取り組みを日々追求していきます。