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大手にはない柔軟性で
人生を変えるプラットフォームを醸成
東京芙蓉塾高崎校
代表
佐藤 宏
東北大学経済学研究科博士課程修了・博士学位取得。山形のファースト大学受験予備校の設立において代表を務める。その後尚絅女学院高等学校に勤務。各地の大学で講義をし、現在に至る。
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大手にはない柔軟性で 人生を変えるプラットフォームを醸成
東京芙蓉塾高崎校 代表取締役
佐藤 宏
東北大学経済学研究科博士課程修了・博士学位取得。山形のファースト大学受験予備校の設立において代表を務める。その後尚絅女学院高等学校に勤務。各地の大学で講義をし、現在に至る。
革新的な試験指導の軌跡
私は、2011年に東京芙蓉塾を設立し、公務員試験対策に特化した塾を運営しています。当初から生徒一人ひとりに寄り添い、キャリアアップや公務員就職を成功させるための場所を提供したいと考えてきました。国家総合、一般、県庁、市役所、警察、消防まで幅広い試験に対応し、通信教育も行っている点が当塾の強みです。試験は地域によって内容や形式が異なるため、それぞれに応じた指導を提供しています。
たとえば、消防試験に関しては、東京消防庁と地方の消防で試験形式が異なることがあります。私たちは、生徒が受験する場所に合わせた試験対策を行うことで、大手予備校にはない柔軟性を持たせています。また、小論対策や面接対策も含めて、総合的な指導を行い、受験生が高い意識を持って早期から準備を進められるようサポートしています。
苦境を乗り越える挑戦
これまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。特にコロナ禍では、大きな決断を迫られました。当時、多くの学生からリモート授業の要望がありましたが、私はあくまでも対面授業にこだわりました。塾の特色であるフェイストゥフェイスでの授業こそが、効果的な学習方法だと信じていたからです。リモート授業の導入を拒否したことで、一部の生徒が退塾する事態にもなりましたが、それでも私は生徒との対話を通じて学習進度を確認することを大切にしています。
同時に、公務員試験の形式自体も大きく変わってきました。特にウェブ面接やAI面接など、新しい試験形式に対応する必要がありました。そのため、塾としてはこれらの変化に即応しつつも、直接のコミュニケーションを重視する姿勢は崩さずに進めてきました。試験方法の変化には柔軟に対応しつつ、教育の根幹は対話にあると確信しています。
地域と共に歩む目標
現在、最も力を入れているのは、在塾生全員の合格を目指すことです。事業の成長や発展も大切ですが、何よりも生徒一人ひとりに寄り添い、その悩みや課題を解決することを最優先にしています。合格に至る道筋を共に探し、必要なサポートを提供することが私の使命です。
また、最近は動画配信を活用した教育コンテンツの提供にも取り組んでいます。生徒に問題を送付し、それに対する解説動画を配信することで、効率的な学習をサポートしています。塾の特長を活かしつつ、テクノロジーを取り入れることで、より効果的な学習環境を整えています。
群馬県高崎市に拠点を置くことで、地域との繋がりを強く感じています。商店街や地域の方々の温かい声援があり、塾の活動を支えていただいています。特に、公務員試験を目指す生徒たちは、こうした地域の応援に励まされ、モチベーションを高めている様子を見ると、ここでの活動が本当に意味のあるものだと実感しています。
今後も、地域との連携を深めながら、塾を運営していく予定です。最終的な目標は、ここ群馬で、公務員試験に挑戦するすべての生徒が合格し、地域社会に貢献できる人材を育てることです。私たちの塾が、そのための一助となることを願っています。