家族の絆を紡ぐ二刀流の挑戦

　私は現在、助産師とアニバーサリーカメラマンの二刀流で活動しています。約20年間、産科クリニックで働き、現在も助産師として活動しています。カメラマンとしては風景写真を専門に撮影してきましたが、友人にポートレート撮影を依頼されたことをきっかけに、家族写真の魅力にどっぷりとハマりました。そして助産師として「家族の温かさ」に触れてきた経験から「その笑顔を写真に残すお手伝いがしたい」と思い始めました。

　私の撮影するアニバーサリーフォトの中に、生まれて間もない新生児を撮影する「ニューボーンフォト」があります。ご家族と触れ合う中で、意外にも「撮りたいけれど撮れなかった」という声を多く耳にしました。実は生後2週間ほどしか撮影タイミングがなく、そのうちの約1週間は入院期間であること、さらに群馬県内にはニューボーンフォトを専門に撮影できるフォトグラファーが少ないことが理由でした。そのため、希望していても撮影の機会を逃してしまうご家族が多くいました。

　このような状況に対し「より多くのご家族の願いを叶えたい」という思いが強くなりました。しかし、助産師として病院に勤務しながらでは対応できる範囲に限界があると感じ、フリーランスの助産師として独立することを決意。助産師とカメラマン、どちらの仕事も私にとって大切であり、その両面からご家族の大切な瞬間をサポートできることに日々喜びを感じています。

　写真は単なる記録ではなく、感情や思い出が詰まった宝物。ご家族全員にそう思っていただけるよう、今後も助産師とカメラマンの二刀流を活かし、温かい家族の笑顔を写真に残し続けていきます。私たちの取り組みを通じて、他にはない特別なフォトサービスを提供し、ご家族の大切な瞬間に寄り添うことを目指しています。

　そしてこれからは、スタジオの認知度を高めるために、SNSでの発信を強化し、ホームページやGoogleからのアクセスを増加させることで、より多くの方に私たちのサービスを知っていただきたいと考えています。クオリティの高い作品を提供できるよう、ワークショップへの参加や技術研鑽にも積極的に取り組んでおり、国内外のフォトグラファーとの交流を通じて、新しい技術やトレンドを学び、常に進化し続ける姿勢を大切にしています。これらの努力を通じて、私たちのスキルを磨き、より素晴らしい写真をお届けできるよう努めてまいります。

　私たちの使命は、単なる写真を超えて、家族の歴史や思い出を永遠に形にすること。特別なひとときを大切にし、その一瞬一瞬を心に刻む手助けをすることで、多くのご家族に笑顔と感動をお届けできるよう、これからも精進していきます。